新型コロナウィルスによる影響

同じ物件に住むメリット
長い期間同じ物件に住むメリットとして、一番大きいのは、引っ越しにかかる費用が抑えられることでしょう。
引っ越しにかかる荷造りや荷ほどき、公共料金の移動手続きといった手間や、新しい物件を探す苦労もかからずに済みます。
それに、間取りが大きく変わったり、お部屋のデザインによっては、新しく家具を購入する必要がある場合もあります。
転居が少なければ、このような費用も抑えることができます。
また、退去する際に、原状回復のために、入居時に支払った敷金から必要経費を引かれたり、追加で支払いが発生することもあります。
でも、設備には耐用年数というものがあり、一定の期間を経過すると、その原状回復は大家さんの負担で行うことになります。
たとえば流し台は5年、肺給水設備は15年等です。
そのため、長く住み、この耐用年数を超えた設備の自己負担が減り、退去費用が安く済むこともあります。
同じ物件に住むデメリット
長く住み続けているからこそ生じるメリットというものもあります。
例えば、家賃相場というものは、地域の相場や建物の経年劣化が加味されて変動します。
大家さんにとって、空室を作ってしまうのは一番のリスクであることから、相場よりも高く、応募が少ないような物件については家賃を下げ、なんとかして空室を回避しようとします。
でも、すでに入居している部屋の家賃は変動させないことが多いため、後から入居した方の方が、同じ間取りでも安く借りられているケースもあります。
また、室内の設備は、借主が替わる時に刷新することがほとんどのため、住み続けている場合、交換されることは皆無です。
故障した場合は、もちろん交換や修理をしてもらうことはできますが、そうでない限り、他の部屋よりも古い設備を使い続けることになっている可能性があります。